concept

鉄は
熱すると驚くほどやわらかく
粘土のように自由な造形が可能になります
やわらかな鉄にはじめて触れた感動は
いまも色あせず
私はかわらぬ気持ちで今日も火の前に立っています
 
冷めた鉄は
造形の記憶をまとって静かに重く
独特の空気を持っています
日々の生活に取り入れることによって
あたらしい風をつくり
そこに流れる空気をかえる
そんな作品づくりを心がけています

鉄による作品づくりについて

ロートアイアンによる制作は、まず必要な大きさに用意した鉄材をコークス炉やバーナーで赤めるところから始まります。
熱く柔らかくなった鉄を金床(アンビル)の上でハンマーで叩き、冷めて硬くなってきたらまた赤めて叩き、曲げ、延ばし…と、地道な作業を繰り返し、造形していきます。
鉄は、冷たく硬いイメージを持たれがちですが、熱されると、まるで粘土のように自由で、動植物などの繊細なモチーフを表現することが可能になります。
そんな鉄の個性を生かして、日々の生活に寄り添い、新しい風を運ぶようなやさしい作品を生み出していきたいと思っています。